「いらっしゃいませ。」
一礼
海底ステーションの説明の前に案内して、
「こちらでは、いま皆様が進んでいます海底ステーションまでのエレベータがどうして必要なのかを説明しています。」
指を指しながら
「まず、海上から潜水艇を使って海底まで潜った場合ですと、水圧調整の関係から少しずつしか潜行できませんので、とても時間がかかると言うことです。こちらのエレベータは私どもが開発しました最新の水圧調節システムの採用により、はるかに早く海底まで到着することができます。また、エネルギー効率の面でも優れているというデータが示されています。」
海底都市の説明図の前に案内して、指を指しながら
「こちらは皆様が向かわれている海底都市の説明図になっております。皆様にご購入いただきたい住宅物件はこちらの住居ユニットにございます。その他に様々な業種の企業が集まった商業ユニット、農作物や家畜を飼育するための食料生産ユニット、大自然の恵みを再現したネイチャーユニットの工事が進められています。皆様がご入居なさる頃には完成し、生活の全てを海底都市の中だけですますことができるでしょう。」
窓へ案内して
「まもなくエレベータは海底ステーションに到着いたします。窓の外をご覧下さい。見えるサカナの種類もだいぶ変わってきました。」
全員が見終わったら、
「ただ今、エレベータが海底ステーションに到着しました。どうぞこちらのドアからお進み下さい。」
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