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文化祭のページ THE SHORT STORY OF AMAZON アマゾン探険館

制作現場より〜日誌風にまとめてみました。



1999年8月4日
今日から文化祭のクラスの活動がスタート。木工室に集まり、それぞれのチームの取り組みを行った。「掲示物チ
ーム」は資料の読み合わせと、分担決め。「動物制作チーム」はリスザルとキンカジューの土台づくり。「ジャング
ルチーム」はアマゾンのミニモデルの木づくり。「アートチーム」と「体験ゾーンチーム」は壁絵のアイデアスケッチ
をそれぞれ行った。参加者は22名。ちなみに、それぞれのチーム分けは本人の希望と得意な分野を考慮して、
割り振られました。(動物制作チームと体験ゾーンチームに人気が集中しました。)


1999年8月6日
文化祭の活動2日目。11名が参加。「掲示物チーム」は資料書きが軌道に乗ってきた。「動物制作チーム」はリ
スザル、キンカジューがだいぶ形になってきた。特にキンカジューはKさん(むろん仮名)が2日間付きっきりで作
っていたのでほぼ全体の形が整ってきた。「ジャングルチーム」はミニアマゾンのための木を1000本つくるという
目標を修正し、500本とすることになった。「自分の仕事」にやりがいを感じて行うことが当面の目標となる。「アー
トチーム」は今日はお休み。「体験ゾーンチーム」はいよいよ壁(高さ2000mmのパネル板)に模造紙を張る作
業に入った。「掲示物作成チーム」は前回に引き続き、資料を原稿用紙にまとめた。長文を40字から50字にまと
める作業は、国語の要約よりも難しそう。

 夏休み中に模型を作り上げるという
目標のもと、「動物製作チーム」の活動
がスタートしました。模型は骨格づくり
が大切です。
 段ボール版とガムテープを使って丈
夫な構造にしていくにはコツがいりま
す。試行錯誤の結果、模型作りのスペ
シャリストが誕生します。
 こちらは「アートチーム」。展示場の背
景をジャングルにするために集まった、ア
ーティストのみなさんです。
 こちらは「体験ゾーンチーム」。
 船に乗って、アマゾンの恐怖の夜を体
験するための、壁絵を描いています。
 サルの手足は、その種によって指の
数や付き方が違うので、詳しい資料を
探すのが難しい。
 資料があっても、実際に立体化する
のも難しい。「このぐらいでいいかな」と
いう妥協できるラインをどのレベルにす
るかが悩みどころ。


1999年8月9日
文化祭の活動3日目。21名が参加。2日目が人数的に寂しかったせいか、一気ににぎやかになってきた。前回
お休みだった「アートチーム」は本番のパネルに下書きが始まった。「動物制作チーム」は、キンカジューがほぼ
形になったので、新たにホエザルとクモザルの制作に入った。リスザルは土台がなかなかうまくいかず、悪戦苦闘。
木の枝に休んでいるという形は安定した姿勢がとりづらいため。「掲示物チーム」は毎回参加のSさんとYくんが
地道にがんばった。「ジャングルチーム」はほぼメンバーがそろったが、ニッパやペンチで電線の皮膜をむいて、
木のような形にするという単調な作業(後日、「アマゾン展近況報告」のページでお知らせします)のため、急激
にペースダウン。「体験ゾーンチーム」は初めて4人全員があつまり、本格的にスタートした。ただし、壁絵の下書
きが丁寧すぎて、先の見通しがついていないが。この3日間で、かなり文化祭の取り組みらしくなってきた。


1999年8月10日
文化祭の活動4日目。15名が参加。「掲示物チーム」は2人だったが、清書用の色画用紙に枠線引きを行った。
「動物制作チーム」はリスザル、クモザル、ホエザルがだいぶ形になってきた。ホエザルについては木の枝に乗っ
て、観客に向かって吠えているところを作りたいので、かなり難しいポーズとなる。キンカジューの顔を紙粘土で
作った。(顔などの細かい部分を紙粘土で作るという方法は今年が初の試み。昨年までは段ボールの上に紙を
木工ボンドで貼っていくという手法。詳しくは昨年の「ようこそ南極大陸へ」をご覧ください)「アートチーム」は絵
が上手に描けるものたちの集まりのため、それぞれにこだわりがあり、なかなか下書きが完成しない。「体験ゾー
ンチーム」は下書きが終わりそうだ。



1999年8月19日
文化祭の活動5日目。19名が参加。



1999年8月20日
文化祭の活動6日目。今日は全校登校日のため、全員が登校。「先生の給料日だから登校日なんだよね。」と
いうつぶやきも聞かれたが、そうなの?午後は文化祭の活動のために15人が集まった。



1999年8月23、25、26、30日
この4日間は10明前後の生徒が活動に参加した。「動物制作チーム」はオセロット(ジャガーの小型版)をのぞ
いてはほとんど完成した。あとはペンキを塗ればよい。



1999年8月31日
夏休み最後の日。これまで木工室(技術科室のことです)で行ってきて、とっても混然とした状態のため、大掃
除を行った。そしてしばらくは授業で使う予定のない金工室(これも技術科室だけど、一回り小さい部屋です)
に作業現場を移動した。これから金工室は文化祭作業室となる。

夏休み中はこの木工室が活動拠点。
室内には様々な模型やゴミくずが散乱し
ている。
こちらがキンカジュー。黒いビニールシー
トを敷いてペンキを塗りました。充分乾いた
翌日以降、二度塗りします。
リスザルが枝の上で休んでいるところ。
顔は軽い紙粘土で作りました。こちらも
ペンキを塗って完成。
リスザルの手指を作っています。リスザルの
指は4本か5本か、そういうところまで載って
いる資料はなかなか見当たりません。
夜のアマゾン体験ゾーンチーム。
扇風機の力でビニール袋製のワニがふく
らむように作っています。
こちらは体験ゾーンの中になるトンネルの
壁絵。アートチームに次いで絵の上手な
人達が活躍します。
アートチームによる壁絵も少しずつ完成
品ができてきました。高さ2メートルのパネ
ル一面を塗るだけでも根気がいります。
完成品ができて安心せずに次々と新しい
パネルに下書きを始めます。全員がそろ
わない夏休みは、個人の負担が大きい。
こちらはジャングル制作チームによるジオ
ラマ。アマゾンに道路ができて、木がどん
どん焼かれている現状を作ります。
こちらもジャングル制作チーム。展示室に
は、実物大の木も生やします。この木は
ホエザルがつかまります。


1999年9月1日
いよいよ2学期が始まった。文化祭の2学期だ?クラス全員が顔をそろえて始業式、大掃除、避難訓練。夏休
み中の活動の反省会を開いて、文化祭用の新チームを発表した。これまでの活動の様子を見て、実はこういう
ジャンルは苦手だったという人を、新チームとして結成した。



1999年9月2日
文化祭の1週間前までは、5時には部活動へ参加しなければならないというルールがあるので、放課後の
3時30分から1時間半ほどの取り組みを行った。自分の仕事がよく分からずにヤケを起こして参加しなかった人
もいたが、35名が一斉に活動を始めると、金工室は活気にあふれ、室温は急上昇。殉情ではない暑さの中、
活動を行った。まだクラスの取り組みが始まっていない人は、部活の練習に出てはいるものの、他のクラスのこ
とが気になるらしくちょくちょく顔をのぞかせている人もいた。



1999年9月10日
演劇やスライド劇を発表するクラスも、徐々に放課後の活動を行うようになってきて、東中全体が活気づいてき
ました。2年4組は相変わらず文化祭の活動にどっぷりと浸かっています。模型の塗装は水性ペンキを使って
いますが、水性とはいえ臭いがするので、金工室にずっといるのはちょっとつらい。でも、不平不満を言う雰囲
気ではないので、みな黙々と制作活動に取り組んでいます。

展示室コーナーに張られる説明用紙を書
いています。夏休み中、苦労して下書きを
した甲斐があり、清書も順調です。
夜のアマゾン体験ゾーンの「目玉」となる
ゴミ袋製のワニには、歯や手が付き、迫力
満点に仕上がってきています。
アートチームによる壁絵は急ピッチに進み
始めました。さすがにアーティストたちの絵
は本格的です。
クモザルがいよいよ塗装開始。焦げ茶と
おおどいろの2色をうまく使い分けます。
まずは一面に焦げ茶色で塗っています。
手前はキンカジュー。奥にはリスザルが見
えます。リスザルはまだ塗装を待っている
ところです。
ホエザルも塗装されています。紙で作った
とは思えないほど、重量感がある仕上がり
となりました。

展示場見取り図
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順番通りに入ることをおすすめします。
入り口(乗船場)

夜のアマゾン体験ゾーン

熱帯雨林ゾーン

資料室ゾーン

制作現場より




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