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よみがえるマンモス

幅3.6メートル氷河期ジオラマ模型の製作
 

         
  幅3.6メートル、奥行き45センチ、厚さ20ミリのスチレンボードにチョークで大まかなレイアウトを描いていきます。試作品のミニチュアマンモスの群れを置いて、イメージをふくらませていきます。  川になる部分を半田ごてで溶かします。ジューという心地よい(?)音がします。うっかり深く溶かしすぎると修正が難しい、慎重さと大胆さが試され作業です。
   レイアウトパネルは2分割式で、一つがこの画像のような形になっています。これは巨大マンモスの背景となる部分なので、高さを観客の視線(いすに座ったときに、ちょうど目の高さにあるように設置する予定)にあわせる必要があるからです。  山などの凸部分の地形はスチレンボードを使って丁寧に一つずつ作ってきます。静電気を帯びたカスが手やジャージに付いて、深呼吸すると鼻の中に入ってくるという状況での作業が続きます。
 全体を草原のイメージに塗装(水性ペンキを使いました)してから、さきほどの凸部分のパーツを乗せています。バランスよく置けたら、木工用接着剤で固定します。

 

 川の部分は丁寧に刷毛で塗装します。実はこの塗装の前に、透明のレジンキャストを流し込む作業をしたのですが、スチレンボードが溶けてしまって大騒ぎしてしまいました。両サイドに仮留めしているガムテープがその騒ぎの後を物語っています。の 
 
 同時進行でオオツノジカを作っていきます。この作業は文化祭直前の作業のため、ミニチュアマンモスのような複製品づくりはできないので、一つ一つ紙粘土で作ります。表情が全部違うので、群れにしたときに迫力があります。  
 さらに同時進行で、樹木を作っていきます。この制作法は「アマゾン探険館」で開発したもので、何年ぶりかで役に立っています。ビニル被膜コードの心線に雪状にした発泡スチロールを付けて仕上げます。
 
 雪景色の森を作っています。幹はコードの心線の束なので、スチレンボードにブスッと刺すことはできますが、念のためにゴム系接着剤を塗りながらの作業となります。
レイアウトボードのつなぎ目の処理は慎重に行います。観客がつなぎ目を意識しないで見ることができれば成功です。

こちらが文化祭当日の様子です。見事にマンモスの背景にとけ込んでいます。



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