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E.T. 〜遙かなる友を求めて

E.T.劇場の製作現場

 

  E.T.の実物大模型を作っています。映画の各シーンを再現するために全部で4体制作します。土台作りの部分は私が製作して、残りの肉付け作業から実際の取り組みはスタートしました。

 残りの3体分の土台づくりはこれを見本として各チームが材料取りから始めています。

 

  こちらはE.T.の土台を作っているところ。技術の授業では使わないような長いくぎを悪戦苦闘しながら打ち込んでいます。
  こちらは別の模型製作チームの様子。このE.T.は、自作の通信機の操作をしているところの場面に使われるので、首を下にもたげているように角度をつけているところがポイントです。
    E.T.本体の製作と並行して様々な小物づくりも進めていきます。これらはエリオット少年と初めて出会うとうもろこし畑のとうもろこしを作っているところです。
  E.T.が自分で作ったレコードプレーヤーを利用した通信機。本物のレコードプレーヤーを探したのですがもはやアナログのレコードプレーヤーなど身近にあるわけなく、すべて木材で作ることになりました。木製のハンガーも当然手作りです。女子2人の作品です。
  文化祭前日に初めてE.T.の模型と通信機がセットとなって置かれました。別々に製作したとは思えないほど、自然に見えるでしょう?
  E.T.が冷蔵庫を開けてビールを飲んでいるこの場面は、E.T.本体は当然として、冷蔵庫も手作りです。特に中身の野菜や調味料などは発泡スチロールで作りました。

  余談ですが、この中身を作るのは文化祭2日前から手の空いた生徒が自主的に製作に参加して仕上げたもので、とても楽しそうにやっていましたよ。

  とうもろこし畑で懐中電灯を突然当てられてビックリしている場面。E.T.の前にあるとうもろこしと後ろにあるものとでは大きさを変えています。遠近感をもたせる工夫です。

  背景にもとうもろこし畑を描いてあります。

   製作の様子にもどります。

  E.T.模型も次第に形がしっかりとできあがってきました。そう思って安心していた矢先…

  この足をみてください。まるで機械のロボットのような足になってしまっています。これは仕上がりのイメージを持たない人が作った典型的な失敗です。土台の形をそのまま段ボールで覆っているだけです。

 文化祭の活動にはこのようなマイナス方向の作業が必ずあります。うっかり見過ごしているとどんどん取り返しのつかない方向に進んでしまい、スタートからやり直し…なんてことも。

  様々な困難を乗り越え、4体のE.T.模型(一番手前のはE.T.ロボット)の肉付けが終わりました。こうやって金工室に置いてあるのをみて「なんだか地球の終わりのシーンみたい…。」とつぶやく生徒がいました。たしかにちょっと不気味な感じがするな…。
  段ボールシートや粘着テープの上から、木工用接着剤を塗ったわら半紙を貼り付けていきます。ここで細かい部分の形を仕上げていきます。
  いよいよ塗装です。それぞれのE.T.に専属のスタッフを決めて丁寧に塗っていきます。水性ペンキは臭いもあまり無いので室内の作業には都合が良い。
  前日準備の様子です。模型をセットする前にテーブルタップで究極のたこ足配線を施して電源の確保をします。1つの差し込み口から20個以上のライトやスピーカーが配線されます。

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