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E.T. 〜遙かなる友を求めて

動くE.T.ロボットの製作現場

 

   出口付近で来場者に手を振る、E.T.ロボットの土台ができました。バイクのブレーキ用ワイヤーを利用して、腕と口が動く仕組みです。
  腕の部分は重くなるとワイヤーにかかる加重が大きくなり、うまく動きません。なるべく軽い素材を使うことと、バネの力を利用することで解決しました。
  口の部分はかなり悩んだあげく、このような形状になりました。とても時間があればこの構造を考えるところから任せると面白い取り組みになったのですが…。
    E.T.ロボットの肉付けが始まりした。全体の軽量化のため、発泡スチロールで大まかな形を作っていきます。
   大まかな形状を段ボールシートと粘着テープを利用して作っていきます。時々ワイヤーを引っ張って可動部分に支障がないかを確かめながら作業を進めていきます。
  E.T.ロボットは明るい場所で観客にあいさつをするのが使命。そのためには足下もきちんと作らなければ…。合板をE.T.の足の形状に切り取って使用しています。

 生徒はこれで足は仕上がっていると思っていたのですが、もちろん足の指も段ボールなどで肉付けしていきます。

  「ふわふわかる〜ん」という商品名の紙粘土で顔を肉付けします。あごの可動部分がとても難しく、作業は困難を極めました。ここの部分だけは日曜出勤して孤独な作業を強いられました。 
  手足の指先などの細かい部分の最後の仕上げをした後、水性ペンキで色を塗りました。色の調合と塗装作業は技術の時間でもあまり深くやらない部分なので戸惑いながらも楽しそうに作業していました。

  顔は私が作ったので誰にも文句を言うことができないのですが…こわい

  アップで見るともっと…こわい

 プロモーションビデオの「E.T.かわいい!」のセリフがすっとんでしまいそう…。

  でも目玉を描き込むとそれなりに「かわいい!」くなったかな?

  文化祭当日は指の先の豆電球が光ったり、口や腕や指先がバッチリ動き、一躍人気者になりました。

 

       めでたしめでたし。

  前日準備の様子です。これはロボット操作スタッフのための部屋で「STAFF ONLY室」とよんでいる所です。バイクのハンドルにブレーキワイヤーを取り付け、両手で腕と指の動きを操作します。指先の豆電球はクラクションのスイッチを利用しています。

  アゴの動きはもう一人の操作係がワイヤーを引っ張ることで操作します。当日は声優係がマイクに向かってセリフを言い、変調機でE.T.の声に似せました。


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