げんかい6500VTR台本

 

客室乗務員「まもなく、げんかい6500は出航いたします。正面のモニターをご覧下さい。」

照明を消す/VTRスタート

chapter1(コクピット内)

船長、後ろを向いてカメラ目線になり、マイクを持つ。

船長   「乗客の皆様こんにちは。潜水艇げんかい6500の船長○○です。本日の副操縦士は○○が担当いたします。(副操縦士、後ろを振り向いてあいさつする)海底都市までの海中探索をお楽しみ下さい。」

船長、マイクをもどして、前を向く。

副操縦士 「水圧調整完了。安全ロックを解除します。」

船長   「微速前進出力65パーセント」

chapter2(船外カメラ)

海底を進むシーンが映し出される。

chapter3(コクピット内)

船長、マイクを持って

船長   「乗客の皆様、本船は海底ステーションを離れまして順調に航海しております。しばらくの間、海底都市開発事業団提供のウミホタル劇場をご覧下さい。」

ブラックライトを点灯する。

蛍光塗料で描いたウミホタルが船内全体に浮かび上がって見える。

chapter4(船外カメラ)

美しい海の世界が映し出される。

突然のせん光と衝撃音に包まれる。

chapter5(コクピット内)

船長   「どっ、どうした。なにがあったんだ?」

副操縦士 「巨大な障害物が……、体当たりしています。」

船長   「くそぉ…、またヤツが来たか…。」

副操縦士 「きゃ、客室の隔壁が破られます!」

chapter6(せん光)

扇風機のスイッチを入れ、サメをふくまらせ始めながら、

客室乗務員 「み、みなさん気をつけてください。なっ、なにかが…………

       ああああああああああああああああ−−−−−−−−−−………。」」

chapter6(コクピット内)

客室乗務員、扇風機を止める。

船長と副操縦士はあわてた様子で計器類を操作しながら、

船長   「乗客が危険だ。緊急浮上システム作動!」

副操縦士 「排水完了。海上へ浮上します!」

画面はフェードアウト。

客室乗務員、照明を点灯する。

出口係、ドアを開けて

出口係  「こちらから脱出してください。」

 


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