| ご覧いただいた「サメ」は、ビニル袋を扇風機で膨らませて観客を驚かすというアトラクションです。なので、虫を展示目的に作られるのでしたら、別の方法がよいかと思います。
具体的には、素材選びから始めましょう。
一番手軽なのは、段ボールを近所のスーパーからいただいてきて、それをガムテープを使って、大まかな形に仕上げていきます。 ある程度形ができたら、バケツに入れた木工用ボンドを少し水を加えて薄めたものを新聞紙にべったりと塗り、それを幾重にも重ねていきます。張り子の要領です。最後に水性ペンキで塗装です。
もっと精密に作られるのでしたら、建築材料として売られれているスタイロフォームを使います。発泡スチロールでもよいのですが、スタイロフォームの方が丈夫でしかもカッターナイフでも簡単に削れるのでよいと思います。それを木工ボンドで何枚か重ねて、虫の胴体を作ります。足は、アルミ棒や割り箸程度の太さの角材(100円ショップで売っています)などで芯を作ってから、木工ボンド+新聞紙の重ね塗りで形を作っていくとよいでしょう。
いずれにしても、まずはミニチュア模型を紙粘土で作ってから、それを何倍に拡大するかを決めて、寸法を測りながら現物を作ることをおすすめします。結構、ミニチュア模型を作る段階で断念する生徒も多いので、工作が得意な人に作ってもらうとよいと思います。
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